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第1話 麻雀との出会い

第1話 麻雀との出会い








1985年 夏







出会いは小5の夏。


当時ドンジャラはやったことあったが、麻雀は未プレイ。

ぶっちゃけゲームです。ファミコンです。

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親戚のおっさんがやっていたのを見ていたが、なかなか面白そう。

親戚:ドンキーコングはやっていいけど、これはダメ!

そう言われていた。



ダメと言われれば尚更やりたくなるのがクソガキの習性。

夜中にこっそりやってたら、オッサンに見つかりゲンコツを食らった。



なぜこのゲームだけ怒られるんだ?



当時はそういう疑問もあったが、それも徐々に理解してくる。

麻雀の中毒性は酒やたばこを上回る。

そして人生をも大きく変えると、知ることになるのはだいぶ後。









1986年



小6になり、麻雀の事はさっぱり忘れていた。

両親の離婚と共に、悪い仲間も多くできた。


友達のガキ大将「平川君」の家に、毎日のように集まるワルたち。

平川君の親父さんは、言ってみれば子供好きの半グレ

当時まわりはファミコンブームの真っ只中だったが、新しい遊びとして麻雀を導入してきた。



はじめて触る牌に興奮気味の友達たち。

ルールを全く知らないので、平川君の親父の言うとおりに遊ぶ。


お金なんか賭けない。負けたらデコピン(強烈なやつ)

結構なブームが巻き起こったが、小学校卒業とともに一旦それも収束した。






theme : 麻雀
genre : ギャンブル

第2話 無双

第2話 無双









1987年

中学3年間は基本的にまじめにバレーボール部で活動。

1年前よりは落ち着いたが、平川家麻雀は未だに行われていた。

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このファミリーマージャンってゲームは初心者向けにルールを教えてくれる優れもの。

どうせやるなら「勝ちたい」と思い始め、かなり遊び倒す。

そして、平川家麻雀では無双になる。








1988年

俺が強くなり過ぎたのか、周りが飽きたのか。

ついに平川家麻雀は終わりを迎えた。




麻雀はやる相手がいないと一切忘れることができる不思議な遊び。

次に牌を握ったのは高校になってから。









1989年

中学の同級生は一人もいない。

高校で全く新しい友達が出来た。

家から高校までチャリで45分。結構な苦行。

必然的に高校の近所のたまり場的な家が数件できる。

そして麻雀ブーム到来



俺はバンドもやっていたので、かなりお金の浪費があった。

それを麻雀で稼ぐ。


はじめてのお金を賭ける麻雀。

正直、平川家麻雀で鍛えられている俺に、

ファミコン麻雀のみの奴らはいいカモでしかなかった。


あまり負けすぎると来なくなっちゃうだろうと、手加減までしていたくらいだ。




学校・バンド・バイト・ゲーム

正直時間がいくらあっても足りなかった。






theme : 麻雀
genre : ギャンブル

第3話 無謀

第3話 無謀







1990年



友人の家での麻雀にも限界があった。


まず皆、役は覚えても「符計算」が出来ない。

だから1翻1000点とかの簡易バージョン。


そして、「手積み麻雀」なので時間はかかるしイカサマもする。


ここで勝ち組と負け組がわかれ始める。



勝ち組になってるのは、結構真面目に麻雀の勉強をしているガチ勢


実は当時世の中は「麻雀ブーム」が到来していた。

今でもまだ発売されている「近代麻雀」という雑誌。

月刊誌だったが、ブーム到来の部数増加により。月2回刊行になるほど。


ガチ組はそういう雑誌が愛読書になっていった。




1990年2月ドラクエ4の発売。

ガチ勢の「丹羽」「岩本」俺と弟は、池袋のビックカメラに並ぶ。


兄の命令により、弟は雀卓を担いで埼京線に乗る。

そして行列の中、4人で麻雀をやる。


周りのサラリーマンは見物するわ、テレビに取材されるはで大変だった。

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今思えば、あの程度の腐れ麻雀でよくもまあ人前で打ったなと。

目立ちたかったんだろうな・・・





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genre : ギャンブル

第4話 さらなる高みへ

第4話 さらなる高みへ








1991年


友人との麻雀は「1000点20円」が鉄則だった。


大体手積み麻雀の半荘は1時間で1回。

ハコっても1000円程度だ。

それ以上のレートでやると、きっと友情が壊れるとの危機感があったのかもしれない。


それでも弱い奴は連続ハコって2時間で2000円なくなる。

するともう来なくなる。


知らぬ間にふるいにかけられ、残ったのはガチ勢だけ。

ある程度雀力が拮抗してきて、お金の動きが悪くなってきた。




他クラスの「滝田」君。

彼も色々なツテで手積み麻雀に参加していた男だが、

人一倍麻雀上達に熱心だ。


滝田:フリー雀荘行ってみない?

俺:!!!!!!


よく近代麻雀の巻末に載っていた、雀荘の広告。

そんな怖い所に、きっと生涯行くことは無いだろうと思ってスルーしていたが、

まさか誘われるとは思わなかった。


滝田:1000点20円って所を見つけたよ。うちらの麻雀と一緒じゃない。

俺:でも全く知らない人と打つんだよ?

滝田:学生歓迎って書いてあったし大丈夫じゃない?

俺:うーむ・・・・

滝田:一人じゃさすがに怖いけど、二人一緒の卓なら大丈夫だよ。

俺:うっし。行ってみるか!


仲間内で無双になった二人は、ついに遠征を企画する。




場所は新宿区の高田馬場。結構遠い。

ネットや携帯のない時代。ちょっとした冒険だ。


滝田:5000円持っていけば足りるかなあ

俺:ハコで1000円なら大丈夫だろう

こうして、人生初雀荘に突撃する。








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第5話 やったるで!!

第5話 やったるで!!







1991年




高田馬場の「天壇」というお店。

電車を降りた時から、汗と鼓動が止まらない。


滝田:こんなとこまで来て負けられないよな。

俺:おう。やるからには勝ちまくろうぜ!

滝田:まず舐められないようにしないとな。

俺:そうだな!



店の前に到着。小汚いビルの2階へ上って行く。

ガラス戸を開けると、タバコの煙が充満してて少しむせる。


店員:いらっしゃいませー!

店員:ご新規様ですか?


俺たち:は・・・はい!そうです!

店員:ではルール説明致しますので、こちらにお掛けになってお待ちください~♪

滝田と二人、行儀よく長椅子に座る。


じーっと周りを見回す。5つくらいある卓はほとんど埋まっている。

若い人からお爺さんまで、同じ卓を囲み麻雀をやっている。


これ。。。みんな知らない人同士なんだよな・・・?


その割には和気藹々だ。


店員のルール説明が始まる。

緊張で何を言われているか入ってこない。

新規客シートに名前と住所等を書かされる。



そして・・・



滝田様どうぞこちらにー!

滝田に声がかかる。

え?え?

2人同じ卓に入れてもらえるかと思った・・が違かった!











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第6話 むり・・・

第6話 むり・・・






1991年






滝田と別卓・・・・ぅぅぅ

これで更に緊張が増す。


そして程なく俺にも声がかかった。


4人のお客さんの中の一人が終わり、そこにご案内される俺。

はじめての全自動卓。押すボタンも全く分からず戸惑うばかり。

いかん!舐められる!

すると、先にいた大学生風の客が、話しかけてきた。

大学生風の客:お兄さん雀荘初めて?

俺:あ!はい!

速攻見透かされていた。

向かいに座っているお爺さんは舌打ち。

もう一人のサラリーマン風の男は嘲笑。


やっべー!やっぱりこえーじゃねえか!!!


麻雀が始まる。


皆の動きの早いこと早いこと。

動きについて行くのが精一杯。

ようやく慣れ始め、リーチをかけてお爺さんから上がる。

しかし点数を言えない。


大学生風の客が親切に点数を言ってくれる。

お爺さんは舌打ちして点棒を払う。

お爺さん:俺これで抜けるわー!

ど初心者の俺に振り込んだのが気に入らなかったのか、ラスハン(最後の半荘)コール。


全自動麻雀卓なので1半荘が短い。

手積みで1半荘1時間くらいだったが、全自動は1半荘35分から45分と言われている。


気がつくと、振りこんだり積もられたりで、4着で800円払い

1ゲームのゲーム代が200円なので、1000円の支払いだ。

予算が5千円なので、まだ余裕はある。








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第7話 小手返し

第7話 小手返し






1991年




お爺さんが抜けた穴に、次のお客さんがっと思っていたら、

お客さんが途切れていた。


どうするのかと思ったら、まさかの店員(メンバー)が入ってきた。

メンバーの本走ってやつだ。


急に卓に緊張感が走る。

いままでお爺さんは、牌を切るスピードが遅かった。

それでも俺はついていくのがやっとだった。

そこに店員が入った訳である。



早い!!!


シャアじゃねええ?まじシャアだろ!!

ほとんど考えていないんじゃないか?と思われるスピードで牌を切る。

でもちゃんと綺麗に上がる。


牌捌きもなんかやべえ!

持ってきた牌を指先でカチャっと回して切る。

所謂小手返しだ。


か・・・かっこいいいいいい!!!!

こ・・・これがプロか・・・(プロではない)




結局俺の雀荘初挑戦は4着4着3着4着と散々な結果に終わった。


しかーし!!!


得たものは十分すぎるくらいだ。

滝田も同じだったみたいで、二人で大満足しながら帰路についた。





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第8話 新たな賭場

第8話 新たな賭場






1991年





まずは必要最低限。

1.点数計算を完璧にしたい!

さっと点数を言えるのは格好いいし、なにより誤魔化されることも無くなる。

2.牌を切るスピードのアップ。

これは場数を踏むことが大切だが、意識することも重要。

3.小手返しの習得。

単純に格好いいし、威圧感もある。




お金も無くなったし、また仲間内で打つ。

仲間たちに対する俺の心境心理の変化が凄い。

これはきっと、一足先に童貞を捨てた時の周りに対する優越感と同じだろう。

全員がザコにしか見えない。そしてカモる。



そして雀荘に行ったことを仲間たちにカミングアウト。


一瞬ざわつく仲間たち。


すると、ドラクエ4で一緒に並んだ「丹羽」君が「俺も行ってみたい」って話になり、

翌週「天壇」にリベンジすることになった。






さすがに2回目。緊張は前回ほどなく、周りも良く見えるようになってきた。 

半荘を5・6回やってプラスでの終了。 (丹羽君はボロ負け)



対戦相手は、同じ年くらいの学生からオジサン・オバサン・お爺ちゃんまで幅広い。 

一度卓に入ってしまえば、年齢や収入なんて関係ない。完全に実力の勝負である。 





なんて面白い世界なんだろう・・・ 


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それからは暇を見つけては、たとえ一人でもこの高田馬場の「天壇」へ遠征するようになった。 

何度も通っているうちに、トントンの勝負ができるようになってきた。

もはや仲間内の手積み麻雀は陳腐化した。

いや、正確に言うと、ガチ勢が雀荘に行くようになって、

行動力と向上心がない負け組だけ集まって遊んでいる感じ。丁度いいんだろうな。





しかし・・・高田馬場は遠い。

電車代だけでもバカにならない。

何処か近場に無いものだろうか。





滝田:1000点50円の店なら西川口にあるんだけどな

俺:それ高すぎるだろ



1000点20円から50円にアップすると、ハコで1000円が倍以上の2500円になる。


最悪の場合40分で2500円を連続で食らうと、2時間で7500円無くなる。

金のない高校生には危険極まりないレートだ。




しかし、俺には自信があった。





高田馬場の強い連中に揉まれているんだ、西川口ならいけるんじゃないか?

通学路の途中だし、ここで勝ち負け出来るようになれば、一気に楽になる。




安易な気持ちで滝田と共に乗り込むことにした。




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第9話 鉄砲

第9話 鉄砲






1991年






場所は西川口西口のロータリー脇にある雑居ビルの2階。

店の名前は「麻雀ストック」


通学帰りに自転車で行ってみる。学ランだから追い返される可能性もあるが、

その時はその時だ。




店員:いらっしゃいませー!

俺:あのーこの格好で平気ですか?

店員:大丈夫だよ~

ずいぶんライトな感じの人だ。


店は狭く、卓は5卓。

客層はほとんど高田馬場と一緒。


ルールの説明を受ける。ふむふむ。天壇でも聞いたし、適当に聞き流す


このお店では、最初に5000円分のカードを買い、そのカードで金銭のやり取りをする。

財布の中身は丁度5000円だった。


ゲーム代は300円。天壇より100円高い。




ほどなくご案内され打ち始める。




初雀荘の時よりは緊張もせず、成績もトントンだったが、

だんだんと削られていって、残カードが2800円になる。

ここでハコラスで2500円食らうと終了だ。


そういう時に限って手が入らず、8000点持ちでオーラスを迎える。

ご祝儀チップを引かれ、残カードは2600円

このまま終われば2100円払いで残金500円で終了だ。


ところが・・・・そんな時に限って中々の大物手が入る。

。。。。男のリーチだ!!!

客:ロン!18000点




やっちまった!ハコラスで支払2500円だ。500円残りの予定が、100円残りでご帰宅か。


店員:えっと支払は3000円だね~

俺:え?2500円じゃ?

店員:ルール説明したとおり、うちは箱下計算もあるよ?ハコ下10000点だから3000円。


なんてこった!!!

ちゃんとルールを聞いておかなっかった俺のミスだ。


俺:・・・・・すみません今2600円分しかなくて・・・・・

くううう・・・・やべえ

「あんちゃん!払えないとはどういうことだ??あん??」って

怖い人が出てくるかもしれない。

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第10話 恥ずかしい

第10話 恥ずかしい






1991年



心臓がバクバク



これからどうなるんだろうという怖さと、

お金が払えない恥ずかしさが交差する。


店員:じゃあアウトしておくね

俺:え?

店員:お店が貸しておくから、次来るとき持ってきてくれればいいよ

俺:ありがとうございますっ!




良かった。。。。しかしみっともない


は!!!!

そうだ!!!滝田は??



店員:お友達?とっくにアウトして帰ったよ(笑)



なんてこった。いざとなったら借りようと思ってたのに、声もかけずに帰りやがったか!

まあそれだけ俺は周りが見えていないってことだな。




その卓を抜け、帰り際。


俺:すみませんでした。明日返しに来ます。

店員:そんなに急がなくてもいいよ。

店員:でもアウトは良くないことだから、今後はちょっと余裕を持ってね。

俺:はい。。。。。。

店員:資金出来たらまた遊びにおいで!



すっごく優しい人だ。




それにしても、アウトってみじめだな。

自分の予算が周りに知れ渡る。貧乏で負けて恥ずかしいことだ。

(これが俺の麻雀人生で最初で最後のアウト)


高田馬場で通用して、若干天狗になっていた。

まだ1000点50円のレベルには程遠いのか?




いや、頑張ってここで勝負できるようになろう!








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プロフィール

あしゅ:スイン

Author:あしゅ:スイン
オンラインゲーム履歴(ブラウザ含む)
2002 FF11開始
2004 FF11引退
2004 童話王国開始
2005 童話王国引退
2005 サミー777タウン開始
2006 FF11復帰 
2007 サカつくオンライン開始
2008 サカつくオンライン引退
2009 サミー777タウン引退
2009 サカつくオンライン2開始
2009 FF11引退
2009 サンシャイン牧場開始
2010 サカつくオンライン2引退
2010 ブラウザ三国志開始
2010 FF14開始
2010 ブラウザ三国志引退
2010 FF14引退
2011 サミー777タウン復帰
2011 サンシャイン牧場引退
2012 ブラウザ三国志復帰
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2014 サミー777タウン復帰
2018 ブラウザ三国志引退
2019 サミー777タウン引退

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